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Author:agrostemma
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☆スピカ☆
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DATE: CATEGORY:未分類

『償い』  矢口敦子

新聞広告のキャッチコピーに導かれて、この本を読んだ。
息子をインフルエンザ脳症で失い、
妻に自殺されてホームレスになった元医師が主人公だ。
流れ着いた街で火事の通報者となったことから刑事と知り合い、
次々と起こる事件を調べ始める。
そして、学生時代に誘拐魔から命を救った少年に出会う。
人の心の叫びを感じ取ることができるという
その少年が連続殺人犯ではないかと疑うようになり、
少年の命を助けなければよかったのではと悩むのだが・・・

最後にはどんでん返しが待っており、
二人が前向きに生きていこうとすることでほっとさせられる。
ホームレスになった元医師と、人を自殺に追い込んだ少年は、
罪を背負って生きる事で償いをしようと決意するのだ。

話しの中である女性が「人の肉体を殺したら罰せられるけれども、
人の心を殺しても罰せられないんだとしたらあまりに不公平です。」
といった言葉が忘れられない。
きっと、この言葉は著者が最も言いたかったことなのではないか。
夫である主人公に心を殺されて自殺した妻と、
子供ができずに夫の愛人に子供ができたと聞いて殺人を犯した妻。
彼女達の心を傷つけた夫は罰せられることはない。
だが、一人の夫は職も住居も捨ててホームレスになり、
一人の夫は殺人犯に間違われて留置所に入れられた。
それが人の心を殺した罰なのだろうか。
だがそれで罪滅ぼしができるとは思えない。
人を殺した罪も人の心を殺した罪も、
一生背負っていくべきものだろう。

そして、女達は自殺する事で、愛するものに復讐をしたようにも思われる。
傷ついた上での自殺ではあるが、結果的にはそういうことだ。
残された家族の心に一生消えない傷をつけたわけだから、
彼女達も罰せられぬ罪を犯したといえる。
私の考えすぎだろうか?
いくら時が経っても、愛するものを失った悲しみは決して癒える事はない。


この小説は推理小説だが、心理小説でもある。
マイナスに向かって行く人の心が詳しく描かれている。
人は誰でも何かしらの罪や苦しみを背負って生きているものだと思う。
青春時代を謳歌するように見える若者達だって、
苦しい思いを抱えて生きているかもしれないのだ。
それでも人は生きてゆかねばならないのだと思う。
この世に生まれなければ良かった命などひとつとしてない。

『人の一生は重荷を負いて遠き道を行くがごとし・・・』
そんな言葉を思い出している。


興味のある方は、こちらからどうぞ。

償い 矢口敦子著

DATE: CATEGORY:未分類


『チーム・バチスタの栄光』という映画のDVDを見た。
原作が面白かったので、どんな映画になっているのか
興味があったのだ。

内容はバチスタ手術(拡張した心筋を切り取り縫い合わせて心臓を小さくする手術)で
死亡事故がたて続けに起こり、愚痴外来(正しくは不定愁訴外来)担当の田口先生と
厚生労働省の役人の白鳥が殺人犯を探るというもの。
田口先生がバチスタ・チームの医者や看護士を動物になぞらえるところが楽しい。

原作と大きく違うのは、原作での主人公の田口先生(男)が
竹内結子になっていることと、
ソフトボールのシーンが出てくるところ。
(あのソフトボールのシーンはいらない。)

白鳥という厚生労働省の役人の役は阿部寛しかいないと思っていた。
本を読んでいても殴りたくなるほどの嫌なやつなので(笑)
本当に嫌な奴が演じると、映画を見る気がなくなってしまうだろう。
滑稽さがにじみでるから阿部寛が適役だと思った。

田口先生が手術中に患者の死に立会い廊下で座りこんで泣く姿は原作にはないが、
人の命をあずかる医師の重圧、人の命の重みがひしひしと伝わってきて好演だったと思う。
きっと映画の製作者は、犯人探しよりもそこに焦点を当てたかったのだろうと思った。

とはいえ、映画では描ききれない人間模様が原作にはあるので
是非原作本を読むべきだと思う。
作者の海堂尊さんの他の作品(『ナイチンゲールの沈黙』『螺鈿迷宮』『ジェネラル・ルージュの凱旋』
『ブラックペアン1998』『ジーンワルツ』など)も読んだが、どれも面白かった。

☆☆☆

『チームバチスタの栄光』のDVDと本は、こちらから購入できます。

DVD 『 チーム・バチスタの栄光』

BOOK 『チーム・バチスタの栄光』

DATE: CATEGORY:未分類

ガーデンシクラメン

毎年夏の暑さにやられてしまうガーデンシクラメンだが、
今年は日陰に鉢を置いたためか、
綺麗なピンク色の花を咲かせている。
今年は人間にとっては暑い夏だが、
ホトトギスが例年よりも早く咲きだすなど、
植物にとってはもう秋なのかもしれないと思う。
今の時期にシクラメンを見るとは、
何とも不思議な気分だ。


お花を買うなら『agure』でどうぞ。




DATE: CATEGORY:未分類

レンゲショウマ

庭の日陰にあるレンゲショウマ(蓮華升麻)が咲きだした。
本州の太平洋側の深山に生える。
花がハスに似て葉が升麻に似るところから付いた名前。
妖精のような風情があって、好きな花の一つだ。

☆☆☆☆☆☆☆☆

『ハリーポッターと死の秘宝』はまる二日で読んでしまった。
後からもっと味わって読めば良かったと思ったが、
読んでいる最中は先が気になって仕方がなかった。
結末は言えないが、満足のいくものだった。

最初はストーリーの面白さに引き込まれて読み始めたが、
途中から登場人物の生い立ちや過去の話に引き込まれた。
この物語はハリーの物語でもあり、ハリーの両親やその友人達の物語でもあり、
ダンブルドア校長の物語でもあり、スネイプ先生の物語でもある。

特に、謎だったスネイプ先生の純愛にはホロリときた。
訳者の松岡佑子さんも後書きに書かれているが、
33章が最も心に残る章である。
スネイプ先生のファンの方は是非33章を読んで欲しい。

それから授業でドジばかりしていたネビル・ロングボトム少年の、
何とも格好良かったことを付け加えておこう(笑)

毎年次の本が出るのを楽しみにしていたので
終わってしまったのが残念で仕方がないが、
今度はじっくりと最初から読み直したいと思っている。



普通人は自分ひとりの人生しか歩めないが、
本を読む事で他人の人生を知ることができる。
人は自分が生きてきた範囲でしか物を考えることができないが、
本で吸収したものは自分の経験の一部となって、
自分の見方や考え方を広げてくれる。
それが読書の醍醐味ではないだろうか。


ハリーポッターと死の秘宝

DATE: CATEGORY:未分類

ホトトギス
庭のホトトギスが咲いた。
タイワンホトトギスは日本ホトトギスよりも咲くのが早いが、
今年はそれ以上に早い気がする。
ホトトギスという名は、花の模様が鳥のホトトギスの
胸の模様に似ていところから付けられた。

鳥のホトトギスも花のホトトギスも、
まだ山で見たことがない。
いつか見られたらいいと思う。

小鳥のさえずりを集めたCDを見つけた。
ホトトギスのさえずりもあるようだ。
確か「テッペンカケタカ」と鳴くんだっけ?
鳴き声だけは聞いた事がある。
山歩きをしている時小鳥の鳴き声を聞くと、
心が洗われる気がする。
きっとCDでもヒーリング効果があるだろう

小鳥のさえずり

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